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今までのリリースがもれなく当店で大好評を得てきた、ロンドン在住日本人音楽家のKay Suzuki (ケイ・スズキ)が手掛ける[Time Capsule]。その最新作は、ブラジルのSerginho Meritiによる1981年アルバムを両面ともに45回転プレスで正規ライセンス再発したもの。リマスター重量盤プレス、日本語帯付き、そしてライナー・ノートも付いているのでこのアルバムの背景などについても理解しておきたいですね。以下インフォの転載となります。
『70年代、リオ・デ・ジャネイロの貧困層黒人が集まる北部を中心に起こったブラック・リオ・ムーヴメントは北アメリカの公民権運動とその政治的なメッセージが篭ったソウル・ミュージックに色濃く影響を受けつつ、そこにブラジル産のサンバ・リズムを組み合わせ彼等独自のサウンドを作り上げていった。
セルジーニョ・ミリチもこのムーヴメントに影響を受けてリオの北部郊外で育ったミュージシャンの一人。音楽家の家系に生まれ育った彼は10代の頃には既に同ムーヴメントの渦中に居たCopa 7というバンドに彼等の代表曲とも言えるSom Da Copa 7という楽曲を書き、81年にポリドールからこのファースト・アルバム”ボンス・モメントス”を発売。
このアルバムではブラック・リオ・サウンドの特徴でもあるファンキーなベースやギターを下地に置きつつ、ジョージ・ベンのようなサンバ・ロック的なアプローチも欠かさず、更には80年代ならではのシンセサイザーの導入と、それまでのムーヴメントから一歩先を行くサウンドを作り上げる事になる。
この再発を受けてインタビューを敢行した本人からは「このアルバムに込めたメッセージは愛と平等について、そして何よりも当時の僕達の暮らしのポートレートだったんだ。リオに限らずブラジルに居る多くの黒人は長年構造的人種差別や苦痛を感じていて、それは今になってもまったく改善はしていないんだ。」というブラジルという国が抱える血生臭い歴史とそれを覆い隠すかのような華やかな観光的側面の影にはこういった現状が未だにまかり通っているという事を伝えたいという。この素晴らしいアルバムを聴きながらブラジルの眩しい太陽の下、白い砂浜のビーチで飲むカイパリーニャを想像する前に、一つの酔い覚ましとしてこういった事実がある事を知っておくのも音楽ファンとしての道義だろう。』
Artist: Serginho Meriti
Title: Bons Moments
Label: Time Capsule
Format: LP
A1: Bons Momentos
A2: Madureira, E Da_?
A3: Malandro Velho
A4: Mem_rias De Um Neguinho Poeta
B1: Mona Lisa
B2: Serjane
B3: Tipo Help
B4: Batalha Maravilhosa
ディストリビューターから提供されている試聴ページは
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入荷日: 2020年06月24日
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