Calm presents K.F. - Dusk EP

Artist: Calm presents K.F.
Title: Dusk EP
Label: Music Conception
Format: 12"

[人気盤、待望のリプレス!!] "Shining of Life"はじめ、'00年代前半にジャンルを越えた数々のフロア・ヒット作を送り出したCalm氏によるダンス・ミュージック・プロジェクト、Calm presents K.F.がじつに7年振りとなる待望の新作をリリース!オーガニックな鳴り物や美しいピアノ・リフ、ファンキーなベースなどを用いながらビルドアップしていく高揚感溢れるバレアリック・ハウスのA面、よりディープでメランコリックなエレクトロニック・ハウスを展開していったB面、どちらも音楽性豊かなメロディー、最後まで飽きさせない構成力、DJとして現場で培ってきたグルーヴが三位一体となった、Calm氏自身も「過去最高の出来」と表現する自信作に仕上がっています!しかも今回の12"に関しては、コストを度外視して徹底的に音質の良さも追求。180g重量盤仕様はもちろんのこと、ハーフスピードカッティングという世界最高峰の技術まで導入してしまうという、氏のアナログ盤への愛情とこだわりも詰まった渾身の一枚となっています。限定300枚プレス、文句なしの大推薦盤です!!

アナログ盤への強いこだわり by CALM
時代がどうなろうとも、いまだにアナログ盤への強いこだわりを持っている。家で聴く音楽も、DJのときもほとんどをアナログ盤でプレイしている。そんな自分がアナログ盤をリリースしなければ話にならない。利益など顧みず、今回もアナログをカットします。

今回チャレンジしたのはハーフスピードカッティングという技術。 アメリカのMobile Fidelity Sound Labというレーベルの専売特許となっている手法で、オリジナルのアナログマスターテープから半分のスピードで再生された音を半分のスピードでカッティングする技術。(詳しくは彼らの技術の説明を探してください。) このレーベルからリカットされるアナログ盤と発売当時のオリジナル盤を聴き比べるととてつもなく大きな違いを感じる。 Pink Floyd "Dark Side of the Moon"のワイド感や、Led Zeppelin "2"でのまるでスタジオで聴いてるかのような臨場感は、オリジナル盤では体験することが出来なかった素晴らしさだ。ハーフスピードカッティングの利点としてはワイドレンジ、そして左右の分離感、そして濃密な程の密度感等がある。 それはスタジオでミックスダウンされたときの音とほぼ同じ音が聴こえるということだ。アナログ盤はCD等に比べて、盤になってみないと最終的な音がわからないと言われるほどマスタリングやカッティングが難しい世界だ。 カッティングエンジニアは仕上がる音を予想して音作りをしていく。 だからこそ技術と耳を要求される。 そんなハーフスピードカッティングを自らの理論で実践するヨーロッパでただ一人のエンジニアを紹介してもらった。 それがメトロポリスのマイルスさん。 出来上がってきたアセテート盤を聴いて思ったことはずばり「家で最終ミックスした音と全く同じ音がする」ということだった。 今までは楽器のバランスやレンジ感の違い、密度感が薄くなっていたり、高域がきつくなっていたり、また逆に薄くなっていたりと、オリジナルのマスター通りのカッティングに上がってくることはなかった。 アナログのカッティングとはそういうものだと思っていたからこそ今回のカッティングは驚きだし、改めてハーフスピードカッティングの素晴らしさを感じとることができた。 本人以外はオリジナルがいったいどういった音だったのかを聴き比べすることができないから、この話がどこまで伝わるかはわからないが、とにかく自分のキャリアの中で一番納得がいくカッティングになっていることは間違いない。
レコード会社や、ときにはアーティスト本人でさえ軽視しがちであるCD のマスタリング、 アナログのカッティングの重要性を改めて思い知らされ、とても良い勉強になりました。 今後の音作りのハードルが益々上がりましたが、目指すべき目標を持てたことに感謝します。 次は前よりもっと良く、更に良くをこれからも実践していきます。

A1: Summer Flow
B1: Peace of Mind

A1:
B1:
入荷日: 2012年05月03日
再入荷日:2012年05月30日
20120529R

※Calm氏がハーフスピード・カッティングについて語ったインタヴューも是非ご一読下さい!
販売価格 1,851円(税込)
型番 MUCO12-028

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