私にとって師匠/メンター的な存在の一人である山崎真央氏がコンパイルを手掛けたコンピレーションが発売されました。新旧・ジャンルを跨いだ絶妙なバランス感覚が光る選曲や全編通しての構成が素晴らしいのは言わずもがな、音質(良いです!)やアートワーク、折り紙仕様の特殊な帯など、あらゆる部分に配慮の行き届いたじつに秀逸な仕上がりとなっています(プレゼントにも最適かと)。表題にもなっているArthur Russell名曲"How We Walk On The Moon"のこのカヴァーは個人的にも以前から大好きで、これだけですでに買う価値ありといえるくらいに最高です。その他ここではその魅力について語り尽くせませんが、細かい事はさておき、じっくり末永く付き合える・聴くほどに沁み込んでくる(そしてDJ的にもゆるめな場面で重宝する)一枚であることは保証いたします。大推薦盤!(Morihiro)
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<メーカー・インフォメーションより>
サブスク時代における "レコード・カルチャーの再定義" をコンセプトに活動するプロジェクト「VINYL GOES AROUND」が選曲・監修を手がけた新しいコンピレーション・シリーズの第1弾『How We Walk on the Moon』は “静かな夜” をテーマにしたアルバムです。ヒーリング/イージーリスニングに寄りすぎず、美しい緊張感と、ピュアでメロウなムードに浸る、月明かりの下で聴きたくなるような幻想的なサウンドスケープが環境に溶け込みます。
アンビエントやジャズはもちろん、ソウル、ライブラリー、オルタナティヴなど、種々のジャンルから美しいピースを選りすぐって編み上げた選曲は、敷居を高く感じている人も多い「アンビエント」へのポップ・サイドからの入門としても役目を果たすであろう、すべての音楽ファンに聴いてもらいたい内容です。
また、LPは「VINYL GOES AROUND」が監修した『ORIGAMI/折り紙』と名付けられた全くの新しいタイプの帯を添え付けました。アルバムの世界観を更に深めるような、こだわりのデザインとなっています。
収録曲は、スウェーデン・グラミー賞2024のJAZZ部門にノミネートされた気鋭のアーティスト、スヴェン・ワンダーによる7インチ・オンリーの楽曲「Harmonica and...」や、舐達麻やNujabes、ビョークにも引用されたジジ・マシンの「Clouds」、2000年代以降、数多くの楽曲にサンプリングされたウェルドン・アーヴィンの人気曲「Morning Sunrise」などを収録。DJユースとしても重宝するであろう、従来のヒーリング/アンビエント系コンピレーションとは一線を画する面子が揃います。
このレコードと夜を過ごすことがとても贅沢に感じられるような、心が自由な旅へと解き放たれるひとときを味わえる、そんな1枚です。
※こちらの記事もご参照ください。
Artist: V.A.
Title: How We Walk on the Moon
Label: P-VINE
Format: LP
SIDE A:
1. yanaco - Arriving
2. Chassol - Wersailles (Planeur)
3. Brian Bennett & Alan Hawkshaw - Alto Glide
4. Sven Wunder - Harmonica and...
5. Ditto - Pop
6. 新津章夫 - リヨン
SIDE B:
1. Lemon Quartet - Hyper for Love
2. Gigi Masin - Clouds
3. Johanna Billing - This Is How We Walk On The Moon (It's Clearing Up Again, Radio Edit)
4. Weldon Irvine - Morning Sunrise
5. Shigeo Sekito - The Word II
入荷日: 2024年08月07日
20240805N
再入荷日:2024年09月03日
20240902R