Mockyの新作はなんと[Stones Throw]から。Dusty Springfieldのカヴァーを取り上げてきた時点で間違いないですが、人間らしい温度感や味わい(あるいはアナログ感)が前面に出た心温まる歌物アルバムに仕上がっていて全編最高ですのでファンならずともぜひ。大推薦盤!(Morihiro) ※以下、メーカーインフォメーションとなります。
日本でも人気のカナダ出身、現在はLA拠点のアーティスト: Mocky (モッキー)がStones Throwと契約、最新アルバム『Music Will Explain(Choir Music Vol. 1)』を6/27にLPでリリース。
本作はますますデジタル化・人工化が進む現代において、「人間らしさ」の本質を捉えようとする試み。『Music Will Explain』は、人間の声を中心に据えた作品であり、「人間の音」を追い求めるモッキーの執念の結晶。ヴォーカル・ハーモニー、生演奏、アナログ録音が意図的に融合され、彼ならではのソングライティングによって一つにまとめられている。
モッキーは、ロサンゼルスの音楽コミュニティの仲間たちを自宅ガレージに招き入れ、一本のマイクを囲んでアカペラで歌ってもらう。ビージーズやビーチ・ボーイズ、ブラジルのトリオ・モコトー、さらには70年代の『セサミストリート』のようなレコードに見られるヴォーカルにインスピレーションを得て、モッキーはピアノベンチに腰かけ、すべての声がひとつに溶け合うまで古いテープレコーダーで録音を繰り返した。その後、彼のメイン楽器であるドラムを加え、さらにベースやキーボード、そして他のほとんどすべての楽器を重ねていった。
1stシングルでは、Dusty Springfield (ダスティ・スプリングフィールド)の「Just a Little Lovin’」のカバーをリリースし、それに続いてピーナッツ・バター・ウルフとザ・コリアタウン・オディティによるリミックスもリリース。
モッキーは、これまでフェイスト、ケレラ、モーゼス・サムニー、ヴルフペックへのプロデュース提供、さらにGZA、カニエ・ウェスト、コーデーらによるサンプリングでも彼の楽曲がサンプリングで使用された経歴を持つ。また、日本の渡辺信一郎監督のアニメ『キャロル&チューズデイ』では、受賞歴のある劇伴音楽も手掛けた。
アルバムリリース後には、来日公演の予定も!?
Artist: Mocky
Title: Music Will Explain (Choir Music Vol. 1)
Label: Stones Throw
Format: LP
A1: Walking (Theme)
A2: Just a Little Lovin’
A3: Infinite Vibrations
A4: Walking
A5: Today Years Old
A6: Choir Beat
B1: Music Will Explain
B2: 1000 Goodbyes
B3: Animal Noises
B4: Music Will Explain (Reprise)
B5: Wiggle Room
B6: The Outer Limits
入荷日: 2025年07月03日
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