Wilson Tannerのブレイクで更に注目を集めるメルボルン[Efficient Space]の主軸と言えばやはり復刻作業であり、FSOM、Andy Rantzen等の優れたダンストラックの発掘はインパクトありましたが、本作もまたその系譜。UK名門[Factory Records]のオーストラリア支部を運営していたAndrew Penhallowが自国のクラブ文化とそこに所属するアーティスト達をサポートするために立ち上げた[Volition Records]に残された音源を収録しており、これが実に素晴らしい内容。マオリ族のティーンエイジャーSisters Undergroundによるキラー・ヒップ・ハウス”In The Neighbourhood”のグッとくるダブヴァージョンは今、積極的にフロアに投下したいと思わせてくれます。オージーニューウェイヴ元祖Severed Headsにテープを渡したことで[Volition Records]と契約したシンセポップユニットBoxcarによる”Lelore”はマイアミ・ベース偉人Tony Garciaによるキレッキレのミックスが冴えたインダストリアル・エレクトロ。ブリスベンのデュオSexing The Cherryがコンピ『High』に提供した”This Is A Dream”はRenegade Soundwaveの名曲”Thunder”のあまりと言えばあまりなモロ使いですが、だからこそクソかっこいい!シドニーのトリオSingle Gun Theoryの’94年ヒット”Fall”はUK初期プログレッシヴ・ハウスのキーパーソンStuart CrichtonとApollo 440のNokoのリミックスによる、初期ゴアシーン受けは間違いなかっただろうトランス傑作。全曲最高、大推薦!(Dr. Nishimura)
Artist: V/A
Title: Volition Cuts Vol. 1
Label: Efficient Space
Format: 12"
A1: Sisters Underground - In The Neighbourhood (Sisters On The Boulevarde Dub)
A2: Boxcar - Lelore (World Dub Mix)
B1: Sexing the Cherry - This Is A Dream
B2: Single Gun Theory - Fall (Voyage To The Bottom Of The Dub Remix)
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入荷日: 2025年08月08日
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